妊娠中に気をつけたほうがいい栄養について

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こんにちは!
整体屋ゆりかごです。


かなり期間が空きましたが、前回のこのシリーズでは、産後に向けた準備として体力のことをお話ししました!
出産は交通事故くらいのダメージがあるなんてよく言われますが、体の内部でも色々なことが起きています。
その中でも、今回は産後に向けた妊娠中の栄養についてのお話です。

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妊娠中、母体の摂取する栄養は分解されて胎盤や臍の緒を通して胎児に運ばれるため、
バランスの良い食事を心がけたり、普段より摂取量を少し多めに心がけた方が良い栄養素があります。
妊娠中意識してとった方が良いと言われている代表的な栄養素は、
タンパク質・鉄分・葉酸・食物繊維・カルシウムです。


そのなかでもカルシウムは、母体が摂取しているカルシウムよりも、母体の骨格から胎児へと供給される方が多いのです。
これは妊娠後期になるにつれ胎児への供給量は増えるため、母体が出来るだけ丈夫な骨を維持するためにはカルシウムも積極的に摂取しておく必要があるのです。

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さらに産後の授乳においても、母乳中のカルシウムの大半は母の骨格からの供給になるため
母の体内カルシウム量は減少してしまいます。
これは女性が閉経後に骨減少してしまう何倍もの量になります。
授乳期はいくら食べ物でカルシウムを補おうとも、授乳での供給量を超えられず骨減少を避けられないのです。
そのため、産後の腰痛が実は腰椎の骨折だった、、というリスクも考えられます。

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しかし、この骨減少は授乳期を終えると通常の骨形成のサイクルに戻るため、約1年をかけて骨密度値は妊娠前に戻るといわれています。
北海道では特にその間の転倒などには注意しましょう。


栄養面、特にカルシウムにおいては即時的効果ではなく、
妊娠中から継続的に意識しておくことで効果があることですので、
産後の自分の体を健康に保つためにも意識してもらえたら、と思います^^